高校入試:公立高校の新制度、10年度から開始へ 当初案より1年遅れ /埼玉
6月6日11時2分配信 毎日新聞
◇推薦は事実上廃止
前期入試に5教科の学力試験を課す公立高校の新入試制度について、県教委は5日、骨子案で09年度とした開始時期を、現在の中学1年が受験する10年度からとする方針を決めた。前期入試では学力試験を必須とする代わりに、現在必須の「自己PR書」を基にした面接は各校の裁量とされ、評価尺度の多元化を目的に94年度から全校で実施されていた推薦入試は事実上廃止される。【鷲頭彰子】
4月に公表した骨子案に県民の意見を反映させて決定した。新入試制度の開始時期は当初09年度としていたが、中高校から準備に時間がかかるとの声が出たほか、私立高からの要望もあり、10年度からとした。また、2月初旬に行っている前期入試を2月16、17日に遅らせ、2月下旬に行っている後期入試は3月4日、合格発表は3月10日とする方針。
定員に対する前期入試の募集割合は骨子案で80~90%としたが、受験機会を複数回与えるため、後期入試の募集枠をある程度確保し、普通科の割合の上限を75%(現行上限25%)に設定。職業科は前期・後期で進路変更が少ないため上限100%(同65%)とした。専門学科や総合学科の募集割合は秋に示す。また、後期入試の学力試験を5教科から3教科に減らす。
前期・後期入試ともに学力試験を課すため、一部の教育関係者から「学力偏重」との指摘も出ているが、県教委は「(合否を決める際に)学力試験と調査書などの評価比重をどうするかは各学校が決める。学力偏重ではない」と説明している。


